#シン・ウルトラマン 日常で使いたいメフィラス構文「 #私の好きな言葉です 」 - Togetter
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シンウルトラマンを見てきた。
中盤までは間違いなく傑作。
でも、後半は……。おそらく一般の観客は「ウルトラマン、がんばれー!」って子供の声援を受けて、颯爽と戦うウルトラマンを期待していたのに、政治家に「君ィ、ウルトラマンは戦ってもらっちゃ困るのよ。察してよ」っていわれる政治劇なんて、みたくなかったろうに。
作中、ウルトラマンと子供の接点がないわけではない。ただ、子供もウルトラマンも互いが目に入っていない。ウルトラマンの帰属意識はパートナーやチームという狭い集団にあり、そこから先へ広がっていない。厳密にいうと、ウルトラマンにとってパートナーもチームさえも目には入っていない。彼の根本にあるのは、ただただ死者への義理、つまり自己満足しかない。
これがゴジラなら、子供の味方じゃなくても自己満足でも文句は出ない。でも、ゴジラと違ってウルトラマンは人間社会で暮らしている。それなのにゴジラ並みの薄い帰属意識しかないのだ。映画冒頭からヒロインがあれこれウルトラマンに発破をかけているが、それはウルトラマンに届いていない。お義理で受け答えしているのが伝わるので、ドラマにもなりやしない。シンウルトラマンの後半は、シチュエーションが熱いのに味気ないのは、ウルトラマンが義務感だけで戦っているのが透けて見えるからだろう。
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