2022年6月21日火曜日

年収200万円で豊かに暮らすことはできるのか?

年収200万円で豊かに暮らすことはできるの?
https://agora-web.jp/archives/220620013243.html
宝島社の書籍『年収200万円で豊かに暮らす』が物議 Twitterで「暮らせるわけない」などの声 「年収200万円」の国民構成比は?:国税庁調査を紐解く
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2206/20/news152.html
【2022年最新版】日本の年収の中央値は437万円!中央値と平均は何が違う?
https://www.tosho-trading.co.jp/career/nensyu-tyuouchi/

 仮に国民の大半が年収200万円になったら、税金を取る余地がないので国が破綻します。ゆえに国家は税金を取るため、国民の年収を増やさなければならない。

 いま政府は、国民の年収を増やすために投資をすすめているけど、年収200万円が投資なんてやっても意味がない。というのも、投資額が少なすぎて手間に見合う収入にはならないから。20万円の投資額で年利5%の儲けが出たとして1万円。たった1万円の儲けのために口座を作って投資銘柄を厳選して……。そこまでして本当に5%の儲けがでるかは運頼み。世界情勢によっては、下手をしたらマイナスもでる。むしろ、その手間で賃金仕事をしたほうがはるかに良い。少額の投資にはそういう問題点がある。

 逆に2000万円の投資ができる人なら年利5%で儲けは100万円になる。これなら口座を作って投資銘柄を厳選する時間をかけても、そこそこ割に合う。2億、20億の投資が出来る人なら、もっと割にあう。基本的に投資はお金持ちがやるものであって、国民の大半が下流に落ちて、年収の中央値が437万円になり、その日暮らしをしている状態でやらせても、まったく意味がない。

 ではなぜ政府はそんな意味のないことを国民にすすめているかというと、投資には夢がある。国民に夢を見せている間は現実を直視しないという読みがあるのだろう。つまり、政府は平成から令和にかけて政府がずっと経済政策に失敗し続け、国民の年収は年々落ち続け、税金はどんどん重くなる一方というつらい現実を直視してほしくないのでしょう。だって、直視したら選挙で負けますからね。与党も野党も経済政策ではあいかわらず無策なので、そこを争点にしたくないのです。ゆえに野党も批判はあっても、解決策は出ない。そして時間がたてば立つほど年収が下がっていく。いったいどこまで落ちればごまかせるのか。投資という夢でごまかせなくなったら、戦争という夢を持ち出すのでしょうか。それこそ戦前をなぞるようなものです。

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時事2024/05/17

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